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家づくり資金のこと
坪単価より、総費用を知ること
「坪単価」と聞くと、想定しているお住まいの大きさをかけて「これくらいで建つんだ」というイメージを持たれてしまうと思いますが、非常に危険です。
特に立派な住宅展示場で待ち構えているハウスメーカーの営業マンの「このプランの場合には坪○○万円です」という言葉には、特に要注意です。
なぜなら、家づくりにかかる費用は、建築費用と土地購入費用だけではありません。
家づくりをするとき、避けては通れないもろもろの「諸費用」は、一般的に総費用のうち5~20%もの割合を占めるのです。
すべての会社、という訳ではありませんが、前途の「坪単価」にはこれらのお客様ごとに異なってくる「諸費用」は含まれておらず、総費用を検討するうえで、むしろ邪魔な知識になってしまうことも。
結果的に、諸費用について「なんとなく」とか「これくらい」で計画を進めてしまうと、資金面でつまづいてしまう大きな要因に。
計画を始める前に、まずご家族の住まいのご計画にはどんな諸費用がどれくらい必要なのか、しっかり把握しましょう。
今の家計から「いくら返せるか」を考える
住宅ローンは、総額で考えない
家づくりをされる多くの方が、人生初めての大きな買い物であり、同時に住宅ローンという同じく人生最大の借金でまかないます。
ですが借入期間は20年、30年…と長期ですし、その金額も2000万円、3000万円…という大きなものに。
住宅ローンの計画を立てるときは、もっと身近なイメージしやすい金額から逆算して考える方が、無理のない総予算が導き出せるでしょう。
消えていくだけの家賃と、借入可能額を比べてみる
例えば賃貸にお住まいなら、月々支払う家賃や共益費、駐車場代の総額はいくらでしょうか?
定額を毎月貯蓄・積立されているのであれば、その金額は住宅ローンを組まれた場合の毎月返済可能額の目安のひとつになります。
仮にこの金額を住宅ローンの月々返済額に使うとしたら借入可能額はいくらになるのでしょうか?
※住宅ローン金利は、金融機関・借入方法に異なり、毎月変動します。
借入可能額はいくらになりましたでしょうか?
今払われえている支払額で、これだけの大きな金額を借りられるのだと驚かれた方も多いのではないでしょうか?
「もっと自己資金を貯めてから」と住まいづくりのご計画はまだ先、と思われている方も、消えていくだけの家賃を支払い続けるより同じ金額を若いうちから、住宅ローンの返済に充てられた方が賢い選択と言えるのではないでしょうか?
では実際に、いくら借りられるのか?
住宅ローンの借り入れには一定の審査基準があります。
ですが各金融機関ごとに異なりますし、収入ばかりでなく、借入時・完済時のご年齢や勤続年数、その他の債務状況に至るまであらゆる項目によって検討されます。
その中でも計画段階で重視しておきたいのが「返済負担率」です。
年収に占める年間のローン返済額の割合のことですが、一般的には25%~35%と言われています。
より具体的な住宅ローンのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ライフサイクルコストから考える資金計画
家族の生涯と家の一生を合わせて資金計画を
住まいづくりは、建てて終わりではありません。
「これから建てる」方はその資金計画を検討するだけでも大変なのですがやはり長期的な資金計画を見直してほしいのです。
モノができてから無くなるまでの全期間に要する費用を「ライフサイクルコスト」と呼びますが、何十年も家族が住まう家は、同程度の規模であってもちょっとした違いで大きく金額が異なってきます。
初期建設費用「イニシャルコスト」と合わせて、光熱費や改修費などの
「ランニングコスト」も耐久性の高い住まいにおいて、むしろ総額は大きくなる可能性があります。
どうしても数社の見積比較や住宅ローンの金利を見比べているうちに長期的な視点は見落としがちですが、ぜひ住まいづくりの計画段階から、見直していきましょう。
地域循環・環境共生に配慮した石井工業(株)の住まい
石井工業(株)ではライフサイクルコストに配慮した、耐久性に優れ、家族の変化にも対応しやすい、ご家族が永く健やかに暮らせる住まいづくりをご提供しています。
また地場で採れる国産材・山武杉を多用し、環境負荷にも配慮した木の暖かみ溢れる住まいづくりをコンセプトとしています。