自然素材と国産材に囲まれた家 千葉県東金市 S邸
シンプルイズベスト。そとん壁が見た目の印象を引き立てる注文住宅。
2011年11月竣工
畳の香りと国産材山武杉の無垢の香りが部屋を際立たせるこだわりの家
2部屋ある1階の居室には、両方とも畳をご希望されたお客様。
リタイヤ後の住まいという目的で建てられた住宅だったので、
施主様のご希望を可能な限り反映させて頂く流れとなりました。
2階建ての2階には小屋裏部屋のイメージで一部屋のみ設け、
隠れ部屋のような形で使用したいという施主様のご要望に応える形を実現。
階段の上がり口からは、1階のリビングダイニングを眺めることができるので、
板貼り天井と構造材の表しが醸し出す木の温もりを身近に体感できる造りです。
また、読書が趣味の施主様の希望に応え、1階には読書部屋を1部屋設けました。
もちろん、珪藻土やそとん壁といった自然素材もふんだんに使用。
限られた予算の中で、抑える部分は抑えこだわる部分はこだわるという
形を体現した一軒です。
リビングダイニングは畳敷き。腰板と畳のバランスが部屋全体を引き締める
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床板、腰板には山武杉の無垢板を使用。
壁には珪藻土エコクイーンを使用しています。
対面式のキッチンと化粧の構造材が、
部屋の雰囲気を盛り上げます。 -
2階の隠れ部屋から覗く下のリビングを
覗く事ができます。
空間が広く開放的な部屋をイメージし、施工しました。 -
リビングからは続きでもう1部屋和室を作りました。
この和室は作りも昔ながらの和風建築で、床の間、長押等
同じ畳部屋でもリビングとはまた違う趣きを置いています。 -
最近の住宅では和室を設けない家も少なくありません。
こういった昔ながらの住宅技術を残しつつ、国産材の新たな
息吹を感じられる住宅を残していくのも当社の仕事だと考えています。 -
和室の天井は昔ながらの竿縁天井。
良い材料を使用する造りだと、
国産材山武杉の良さがさらに活きてきます。 -
2部屋続きの1階は、それだけで開放的な空間ですが、
純和室とリビングとの違いを明確にすることにより、
住む方にとっての住み分けを分かりやすくさせました。
男性の理想の趣味の部屋。読書をするだけの贅沢な空間に。