古民家改造リフォーム 千葉県山武市 T邸リフォーム工事
まるで古民家改造のようなリフォーム。古きを残し、新しき伊吹を入れる。
2014年1月竣工
年老いた母の為に、ガタがきていた実家を何とかしたい。
山武市の街中から、九十九里海岸へと向かうちょうど中間にあたる場所がこちらの現場。
80歳を超えるお母様が住まわれており、老朽化も目立つ状況とのことでしたので、
この度リフォームさせて頂きました。
当初は建て替えも検討されておりましたが、お母様が住み慣れた家を取り壊し、
新築となると何かと不便があるだろうとのご配慮により、リフォームとなりました。
担当させて頂いたのは、玄関、和室、廊下、トイレ、サッシ廻り等々。
真っ黒になった構造材など、残せる部分は残すことで
既存との調和を図ったリフォームです。
残しながら造っていくという技術。職人の腕の見せ所。
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二部屋続いていた和室を解体しました。
老朽化が進んでいた為、基礎部分に新たに大引と束を加え、
こちらに和室と桧の板貼りで仕上げます。 -
土間の上に平板コンクリートを敷き、その上に束を乗せています。
既存の大引も活かせるものは活かし、さらに強度を出す為に
新たに加えています。 -
下地を敷いた後、桧の縁甲板で仕上げました。
老朽化が進み高さ調整が必要で、細かな納まりなどに
職人の技が生きてきます。 -
外壁はビニールクロス仕上げ。
下地は石膏ボードです。
基礎部分から見ると、見違えた仕上がりへと変化してきました。 -
既存の鴨居を残し、新たに建具の枠を付け加え仕上げました。
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天井も既存のままなので、白地のビニールクロスと重なり
色合いのバランスも取れた仕上げです。 -
玄関には、新しいサッシ廻りに杉の板貼りで新たに雰囲気を出しました。
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こちらは玄関内部の様子。
外部は横貼り、内部は縦貼りで仕上げております。 -
廊下廻りのサッシ。
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トイレも新調しました。